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ダブル手帳の障害者読み物

身体障害1級(脳性麻痺)・精神障害3級(発達障害)です。文春オンラインなどに執筆しているライターです。令和は純愛の時代である。

アニメの中の障害者キャラクター

私は重度障害者のアニオタだが、もっと障害者がアニメに何の理由もなく出てくるようになってほしい。そこで、本記事ではアニメにおける障害者キャラの取り扱いについて考察する。 まず、日本のアニメに出てくる障害者のうち、殆どは後天性の障害者である。何…

障害者として生きる上での日本社会の良さ=人口の多さ

重度障害者である私が日本社会でそこそこ自由気儘に楽しく生きてこれたのは、単に物質的豊かさや福祉制度だけのおかげではない。社会の中に、ロールモデルとなるような傑出した障害者の先達や同輩が複数人存在し、更に、居場所となる種々様々なコミュニティ…

障害者と左派加速主義者が出会うべき理由

本稿は、私がある哲学者に宛てたメールを和訳・要約・加筆修正したものである。 "The accelerationist left"(左派加速主義者)には、テクノロジーが持つ力を高く評価する楽観的な側面と、「なればこそ、それがより良い作用をもたらすようにコントロールしつ…

「能力」の攪拌と『障害者』の解放 能力回転主義宣言

障害者の立場から能力について考えました。2万7千字あります。

入力と出力を繋ぐモノ ~自動運転車には車椅子で乗れるのか?~

労働移動のコスト いつの時代にも斜陽産業と成長産業がある。前者は人手が余り、後者は人手不足になる。近代経済学の理論上は、労働市場の働きによって前者から後者へと自然に労働者が移動することになっている。 だが、当然ながら現実はそう単純にはいかな…

令和は純愛の時代である

令和は純愛の時代である。 アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』のレビューを文春オンラインに書かせていただいた。 bunshun.jp youtu.be 本稿は上記記事を補足する内容であり、本作及び『ジョゼ』の他のバージョンのネタバレを含む。 ◆執筆過程 思えばこの2ヶ…

歴史に学ぶ難しさ 「ポル・ポトは運が悪かっただけ」にどう反論するか?

摘要 歴史は全て一回性の固有のものであり再現性が無い。それ故に、歴史から引き出した教訓や法則性を現代や未来の社会像についての議論に敷衍する際、我々はその射程の限界にもっと自覚的かつ慎重であるべきだ。「歴史に学ぶ」というのは決して簡単なことで…

暴力試論 ~車椅子を背後から転倒させて蹴るという行為について~

不完全燃焼なんだよ意思表示なら手短かにやれよプロセスと結末にもう愛想つかされてるみたいだ*1 本稿では、制度化されていない「殴る・蹴る」といった狭義の「暴力」が、個人間の関係においてどのような意味を持つのかに絞って考察していきたい。 拡張され…

比喩表現とその活用

比喩表現の性質 『響け! ユーフォニアム』に登場する吹奏楽器を男根のメタファー(隠喩)とみなす意見*1と、それに対する猛反発が過去にあった。そうした経緯から、「○○は△△のメタファーだ」という言説に警戒する向きが強いのは無理もない。 ただし、自分な…

障害者の人生の選択肢 ――乙武洋匡氏取材後記――

いつもお世話になります。 下記の通り文春オンラインに乙武洋匡氏へのインタビュー記事を掲載させていただきました。今回は今まで以上に手応えがあります。どうかお読みください。お願いします。 #1(前編) bunshun.jp #2(中編) bunshun.jp #3(後…

満身創痍で輝きを探した静岡県沼津市の一人旅

「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地、静岡県沼津市への巡礼。Aqoursにとっての原点が、私の旅の目的地だ。 目次 思い出TOP4 4位:Fuck Socks 3位:下半身丸裸で丸1日を過ごす。 2位:沼津市の面白さ 1位:素晴らしい対応をしてくださったお店の人た…

【政治学の第0歩】文春オンラインの記事(5/31)の補足

以下の通り文春オンラインで記事を出させていただきました。 「この国はどうなっているのか」新型コロナで政治づきはじめたマジョリティに、障害者の私が言いたいこと 「今更?」という苛立ちの声も散見されるが…… 「政治か」と身構える方が多いかもしれませ…

長文スクショ画像ツイートのうち、代替テキストのないものについて

<要旨> ①長文スクショ画像を投稿する時は代替テキストを付けよう。 ②代替テキストが付いていない長文スクショ画像は拡散しない方が良いと思う。 Twitter で強く主張したい内容を記した長文スクショ画像が投稿されることがあります。そうした画像には「一人…

【問い合わせ結果】コロナウイルス感染拡大に伴う一人暮らしの障害者への介護保障問題について

私も含めた一人暮らしの障害者が今最も恐れているのは、「(コロナウイルスへの感染の有無に関わらず)体調を少しでも崩したら、生活に必要な居宅介護サービスの提供を全て断られるのではないか」ということだと思います。既にその懸念が現実化している例を…

「モテないということが問題の本質じゃない」への批判

西井開氏の紹介 私は、「ぼくらの非モテ研究会(以下、『非モテ研』)」を主宰しておられる西井開さん(西井 開 (@kaikaidev) | Twitter)と仲良くさせて頂いている。非モテ研に何回かお邪魔したり、お茶をしたりした。本記事は彼の主張の一部を批判する趣旨…

fantastic dreamer

ご無沙汰しております。本日、文春オンライン様から自身8本目の記事を出すことができました。 https://bunshun.jp/articles/-/34354 ブログを読んで下さっている皆様には、更新が滞っていることをお詫びすると共に、心から感謝申し上げます。本当にいつもあ…