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ダブル手帳の障害者読み物

身体障害1級(脳性麻痺)・精神障害3級(発達障害)。文春オンラインなどに執筆しているライターです。多くのヘルパーさんのお陰で、一人暮らしも気付けば10年を超えました。

自伝

文学フリマ京都の感想等

御礼とお詫び 一昨日の文学フリマ京都にて私の「反・自伝」を手に取って頂いた皆様、本当にありがとうございました。何と御礼を申し上げて良いか分からないくらい、嬉しかったです。 また、当日は来られなかった方も、いつもブログを読んで下さって本当にあ…

自伝⑤ぼっち編(大学時代)

私の大学時代を一言で総括すると、与えられたモラトリアムの中で自分のしたいことを探し求め、ついに見つけることができなかった過程と言うことができる。 大学入学当初の私はやる気に満ち溢れていた。大学で人脈を作りまくって脱オタしてリア充になるぞ。そ…

キャリア官僚無内定者の官庁訪問狂騒曲

この記事では、関西の大学から国家公務員総合職試験に合格し官庁訪問で全落ちした私が、官庁訪問のことを中心に採用プロセスで印象に残った諸々を書いていきます。 まず、国家総合職試験や官庁訪問のあらましについては総合職試験採用情報|国家公務員試験採…

自伝④失恋、東大受験編(高校後半)

前回(下記記事)からの続きである。 double-techou.hatenablog.com 読書や文章を書くことが好きだったので、高校時代は文芸部に入っていた。ここでは小説を書いていたが、そちらの結果は惨憺たるものだった。小説とすら呼べない糞みたいな駄文を生産し、完…

自伝③天狗編(高校前半)

前回(下記記事)からの続きである。 double-techou.hatenablog.com 高校時代はとにかく楽しかった。人生のピークと言える。 エレベーターの設備があり、なおかつある程度の進学校ということで探した結果、通学に長時間掛かることになってしまった。ド田舎だ…

自伝②決別・オタク・排泄編(中学生時代)

前回(下記記事)からの続きである。 double-techou.hatenablog.com 中学校に上がってから劇的に人生がマシになった。 まず、異常な介助員から解放されたことが大きい。また、電動車椅子に乗っても良い年齢となり、自力で移動ができるようになった。移動の際…

自伝①地獄編(小学校卒業まで)

私は小さな真宗寺の長男として生まれました。 脳性麻痺のため、歩くことも、支え無しで立つこともできません。上半身にも麻痺があるため、背筋は湾曲し、右手も自由になりません。 両親はそうした現実が受け入れられなかったのでしょう。不幸にも、ドーマン…