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ダブル手帳の障害者読み物

身体障害1級(脳性麻痺)・精神障害3級(発達障害)です。文春オンラインなどに執筆しているライターです。令和は純愛の時代である。

文学フリマ京都の感想等

御礼とお詫び

 一昨日の文学フリマ京都にて私の「反・自伝」を手に取って頂いた皆様、本当にありがとうございました。何と御礼を申し上げて良いか分からないくらい、嬉しかったです。

 また、当日は来られなかった方も、いつもブログを読んで下さって本当にありがとうございます。皆様がおられなかったらブログを続けることも、文フリに出ることもありませんでした。

 一点お詫びしたいのは価格についてです。私は即売会に出店するのが初めてで、自宅のプリンターの印刷速度や頒布物の需要量を完全に見誤りました。その結果、すぐに在庫がなくなってしまい、頒布するためには一冊あたり200円をかけて会場にあるコピー機を使うしかなくなりました。無料で頒布できなくなった時点で売り切れにする、または200円の赤字を全て被って無料頒布を続けるなど色々選択肢はあったと思いますが、迷った末に200円で頒布することにしました。「無料だというからわざわざ足を運んだのに話が違う」と思われた方がいらっしゃいましたら、誠に申し訳ございませんでした。

「反・自伝」を書いた経緯について

 もともと私は文学フリマで自伝を出すのが目標でした。だから、このブログに載せた自伝に評判が良かった他の記事を何本か加えて冊子にすれば良いと軽く考えていました。ところが途中から「ネットで読めるものをわざわざ紙に印刷して持って行く意味が分からない」という気持ちになり、大幅に加筆しました。従って、第一部こそ殆どブログと同一内容ですが、第二部と第三部は全く新しく書き下ろしました。第一部から第三部まで一つの冊子に収録されることではじめて意味を持つような構成になっています。私のブログを読んで下さっている方もそうでない方も楽しめるものになるように努めました。

 自分の自伝の記述を逐一反転させていくという手法は結構気に入っています。こうすれば私のような小説を書けない人間でも自動的に小説を書けるというのは大きな発見でした。皆さんも時間があったら是非やってみて下さい。想像もつかないような人物像が出来上がるので結構面白いですよ。自分をより深く理解することにも繋がります。ただし、必ず先に自分の自伝を書いて、それを反転させるという順序が大事です。初めから「反・自伝」を書こうとしてもうまくいきません。

 これを思い立ったのが一週間くらい前だったので、そこからはブロンと睡眠時間と有休を全投入し、やっとの思いで書き上げました。夜中に自分と反転した自分を脳内で対話させたりしていると気が狂いそうになります。こんなことを日常的にやっている小説家というのはとてつもなく凄いなと思いました。

 こうして生まれた鬼灯零香という人物ですが、折角なので何かに使っていけないかなという思いもあります。例えば、Vtuberとしてこの世界に召喚してやるといったことです。でも面倒臭いし、やっぱりそんなことをするのは野暮な気もします。彼女には彼女の世界で元気にやっていってもらう方が良いのかもしれません。鬼灯零香は右利きだろうな、とか、本名だろうかペンネームだろうか、東京のどのあたりに住んでいるのかな、などと妄想するのが楽しいです。

店を出すことによって生まれる交流

 私が今回出展して一番良かったと思うのは、色々な人と交流できたことです。私はコミュニケーションが苦手なので自分からは人に近寄っていけませんが、ブースを出すと何もしなくても向こうからやってきてくれるからありがたいです。その中には面識がある人も初対面の人もいましたが、ここでは主に後者の中で特に印象に残った二人を挙げます。

 一人は、スナネコ氏(@Ray_Neco)。京都を中心とするサイバー勢力、俗に言う”京都若者界隈”の人物相関は非常に複雑であり、私も何がどうなっているのか全く分かっていません。スナネコ氏はそんな私に対し、鍵を握る人物を何人か挙げ、彼らをウォッチすれば全体の動きが分かるとアドバイスしてくれました。他にも色々と悪い話を聞かせて下さったので、まさにインターネットという感じがしてワクワクしました。本当に親切な方です。こういう話はありがたい限りです。

 もう一人は、「人民新聞」のブースから来たという女性です*1。私は外山恒一が書いた戦後左翼史の本を読んだばかりだったのでテンションが上がってしまい、「中核派ですか?革マル派新左翼なんですか?」などと口走りました。しまった、失言だったかと思ったものの、「そう!まさに新左翼です!ただ私達は中国派です」ということで、当たらずとも遠からずという感じで結果的には大丈夫でした。家に帰って調べたところによれば、中国派というのは毛沢東主義のことらしいです。いずれにせよ、かなり筋金入りの左翼であることは間違いありません。何か寄稿して欲しいと言われたので「考えておきます」と言ったがおそらくしないでしょう。私は別に毛沢東主義者でもないし。ただ、彼らのようなゴリゴリに思想色の強い団体であっても文学フリマから排除されることなく堂々と参加できているのは、文学フリマが自由な言論空間として健全に運営されている証拠であり、素晴らしいことだと思います。昨今コミケの運営が色々と物議を醸していることもあり、色々と考えさせられました。

入手したもの

・感傷マゾvol.01

・アニクリvol9.0

・アニクリvol9.5

・問題のある子

インターネットの神様

 まどどれも読めていません。早く読みたいです。読んだら感想をアップするかもしれません。上記五冊の作者の方々、ありがとうございました。

*1:厳密には自分は人民新聞とは別組織だと言っていたが、よく分からない。