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ダブル手帳の障害者読み物

身体障害1級(脳性麻痺)・精神障害3級(発達障害)。文春オンラインなどに執筆しているライターです。多くのヘルパーさんのお陰で、一人暮らしも気付けば10年を超えました。

満身創痍で輝きを探した静岡県沼津市の一人旅

「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地、静岡県沼津市への巡礼。Aqoursにとっての原点が、私の旅の目的地だ。 目次 思い出TOP4 4位:Fuck Socks 3位:下半身丸裸で丸1日を過ごす。 2位:沼津市の面白さ 1位:素晴らしい対応をしてくださったお店の人た…

【政治学の第0歩】文春オンラインの記事(5/31)の補足

以下の通り文春オンラインで記事を出させていただきました。 「この国はどうなっているのか」新型コロナで政治づきはじめたマジョリティに、障害者の私が言いたいこと 「今更?」という苛立ちの声も散見されるが…… 「政治か」と身構える方が多いかもしれませ…

長文スクショ画像ツイートのうち、代替テキストのないものについて

<要旨> ①長文スクショ画像を投稿する時は代替テキストを付けよう。 ②代替テキストが付いていない長文スクショ画像は拡散しない方が良いと思う。 Twitter で強く主張したい内容を記した長文スクショ画像が投稿されることがあります。そうした画像には「一人…

【問い合わせ結果】コロナウイルス感染拡大に伴う一人暮らしの障害者への介護保障問題について

私も含めた一人暮らしの障害者が今最も恐れているのは、「(コロナウイルスへの感染の有無に関わらず)体調を少しでも崩したら、生活に必要な居宅介護サービスの提供を全て断られるのではないか」ということだと思います。既にその懸念が現実化している例を…

「モテないということが問題の本質じゃない」への批判

西井開氏の紹介 私は、「ぼくらの非モテ研究会(以下、『非モテ研』)」を主宰しておられる西井開さん(西井 開 (@kaikaidev) | Twitter)と仲良くさせて頂いている。非モテ研に何回かお邪魔したり、お茶をしたりした。本記事は彼の主張の一部を批判する趣旨…

fantastic dreamer

ご無沙汰しております。本日、文春オンライン様から自身8本目の記事を出すことができました。 https://bunshun.jp/articles/-/34354 ブログを読んで下さっている皆様には、更新が滞っていることをお詫びすると共に、心から感謝申し上げます。本当にいつもあ…

おかしな夢2つ

私は夢を覚えていることが少ない。目が覚めるときれいさっぱり忘れてしまう。頭の中に稀に脈絡のない断片が残っていることもある、という程度だ。ところがどういうわけか、ゆうべ見た2つの夢はかなり細部まではっきり覚えていた上に、両方結構ストーリー性が…

ダブル手帳 × ホリィ・セン × 西井開 対談内容全文

トークテーマ「神×サークラ×非モテ 当事者研究はどこへゆく」 11月24日(日)10:00~11:30 於:京都大学文学部新棟第1演習室 D:ダブル手帳(神様同好会) N:西井開(ぼくらの非モテ研究会) H:ホリィ・セン(サークルクラッシュ同好会) Y…

姉について語るときに私の語ること

私の姉は、どちらかというと内向的で、読書ばかりしている目立たない人でした。でも頭の中では色々面白いことを考えていて、自分の世界を持っている人でした。 姉には小説を書く傑出した才能がありました。私は姉の小説を読むのが大好きでした。姉は、恋愛や…

神様同好会を立ち上げた理由とやめる理由

double-techou.hatenablog.com 上記記事を昨日書きましたが、それに対して自分なりの説明を補足し、けじめとしたいと思います。 立ち上げた理由 直接的には、前書いた通りで、意識が朦朧としていた時に、「お前はもう何もできないから自他を救うには神になる…

神様をやめて人間に戻ります

今はまだきちんとした理由を説明できる精神状態になく、申し訳ございませんが必要事項だけ箇条書きでお伝えさせていただきます。 神様同好会について12月22日の福岡開催を最後に、無期限休止状態に入ります。もちろん、既に告知済みのイベント(NF、12/7…

滝本竜彦「ライト・ノベル」読書会で印象に残った発言

11/16,17の計二回にわたって標題の通り読書会を開催したところ、計十数名のご参加をいただきました。本当にありがとうございました。 以下、備忘的な意味も込めて、個人的に印象に残った発言を抜粋箇条書きし、残しておきたいと思います。 薬物体験において…

物語の中で「異性愛」を描くことの困難さについて

非常にセンシティブなことについて記述することになろうかと思うので、鍵括弧や留保が非常に多くなりますがご容赦ください。 まず、そもそも多様な人間の在り様を「同性愛」「異性愛」という二分法で分けること自体に色々な異議があって当然だと思います。た…

アホ松ツイート

最近、下記のツイートが異常に伸びた。 宗教者やスピ系の人に「あなたが障害者なのは前世で犯した罪の報いを受けているためで、因果応報」という旨の事を言われた経験が少なからずある。この言葉は攻撃性が高い割に反証不可能で、しかも信教の自由という盾が…

神様同好会第三回で面白かった内容

10/21(月)の神様同好会第三回は面白い内容が多かった。その中に一つの共通点のようなものはまだ見つけられていないが、下記に箇条書きで書き留めておく。なお、参加者の語りの内容は「」内に表現し、「」に入っていない部分は私の個人的な所感である。 「…

介護現場から見る日本経済 ―ブラック労働・新宗教・スピリチュアリズム・自己啓発―

【摘要】 我々が生きる資本主義社会を駆動する思想は、ウェーバーが喝破したように、プロテスタンティズムであると長らく考えられてきた。しかし、筆者は介護ヘルパーとの交流を通じて、一般的に「ばっちいもの」「傍流」と見なされがちな、新宗教・スピリチ…

旧友

「薬とか飲むの怖くないの?」 と古田が言った時、僕はちょうどテイクアウトしたフライドチキンの軟骨の部分を平らげようとしていたところだった。ショッピングモールの屋外テラスでは、下手な大道芸人が観客に拍手を強要していた。 「つまりさ、自分が自分…

中高生に伝えたいアニソン歌詞ベストセレクション(26歳・男性)

私には音楽の素養は全くありませんが、ある意味アニメ以上にアニソンが大好きです。今回は今まで聴いたことのある全アニソンの中で、特に歌詞が素晴らしいものについて紹介し、それについて個人的に思うところを書いていきたいと思います。なお、順番はめち…

文春オンラインに24時間テレビや感動ポルノについての記事を執筆しました

文春オンライン様に記事を書かせていただきました(二回目) bunshun.jp このブログと若干重複する内容も含まれますが、大幅に加筆修正して新しく発展した形にできたと思います。ですので、いつも支えて下さっている読者の皆様にも是非ご覧いただきたいです…

歌を作りました

歌の詞を書きました。 ゴキブリってよく呼ばれるけれど しっくりこないゴキブリみたいな強さは 僕にはないから ゴキブリにも 人間にも なりきれない僕らがそれでも生きたいと願うことは 罪ですか ああ神様 ゴキブリより よわよわな神様弱さを許せる強さを僕…

文春オンラインに執筆した記事とその補足

文春オンライン様に記事を書かせていただきました。 bunshun.jp 執筆依頼を下さった文春オンライン様はもちろんのこと、こんな未熟者をライターとしてのオファーが来るまでに育てて下さったこのブログの読者の方々には感謝しかありません。今回のことは皆様…

神様活動の顛末と今後

どーしたらみんなを守れるかな?*1 私は神になると宣言して、サイトも作った。 wiki3.jp 何もできないからこそ神になったので、自分は象徴的存在に収まって、教祖は別の人にやってもらうつもりだった。甘かった。そんなことをやりたがる人は、報酬の有無を問…

教義と教団設立の経緯

天啓 高熱で意識が朦朧とし、苦しみのピークにあった4/29~5/5にかけて、私は以下のようなメッセージ(声)を断続的に受け取った。これが、いわゆる天啓というものなのか、それとも一時的に脳がおかしくなった結果の妄想なのかは、自分では判断しようがない…

中高生に贈るブックリスト&伝えたい言葉

ここ数カ月間、私が選りすぐった本を母校に寄贈するという計画に取り組んでいた。諸事情により実現しなかったのだが、せっかく頑張って選書し、「みちくさ文庫」という文庫名も決め、文庫創設の言葉まで用意していたので、広く中高生に向けた内容としてブロ…

人狼に勝って生き方で負けた話

2月22日(金)、サークルクラッシュ同好会の例会で人狼*1をした。そこで得られた知見について述べたい。 人狼に抱いていたイメージ 人狼は私にとって鬼門とも言える因縁のゲームである。というのも、私が大学の時に属していたゲームサークルに居辛くなった直…

恩義は債権のように他者に譲渡できるのか

以前このブログで取り上げたA先生*1にまだ何も恩返しができていなかったなと思い立ち、ささやかながら贈り物をした。それをきっかけにして二言三言、言葉を交わした。 しばらくして、A先生から住所と電話番号を教えてくれというLINEが来た。良いですけど何に…

ヤンキーの研究

「ヤンキー」と呼ばれる人達が何を考えているのか、すごく興味はありつつもよく分からなかった。ヘルパーさんの中には元ヤンの人が多いので色々と学生時代のことを聞いてみたりもしたが、現役ではないのでやはりよく分からない。そういう意味では下記の本は…

政治諷刺画が持つダサさの普遍性について

皆さんは、新聞の隅っこに載っている、政治家の顔を極度に誇張した諷刺画を見て、何となく不快な気持ちになった経験はないだろうか。私はあの手の表現がとても苦手で、端的に言ってダサいと思う。別に政治やそれにまつわる表現が嫌いなわけでもないし、諷刺…

写真

私のブログの性格上あまり写真を載せる機会が無い。ただブログには写真を載せることもできるので、一回載せてみたくなった。スマホやPCを買い替える時にいつも闇に葬られてしまうので、その前にまとめておくことにした。 横須賀の三笠 横須賀の三笠。神奈川…

文学フリマ京都の感想等

御礼とお詫び 一昨日の文学フリマ京都にて私の「反・自伝」を手に取って頂いた皆様、本当にありがとうございました。何と御礼を申し上げて良いか分からないくらい、嬉しかったです。 また、当日は来られなかった方も、いつもブログを読んで下さって本当にあ…